三洋信販

様々なスポーツや文化活動に協賛していた三洋信販

三洋信販は消費者金融を営む傍ら、陸上、ラグビー、野球といったスポーツや音楽に対して協賛活動を行ってきました。このあたりは、他の貸金業者には見られない社会活動で、多くの人に感謝をされていることと思います。

残念ながら2000年以降は政府による金融改革で財政が悪化し、消費者金融大手のプロミスに吸収されることとなってしまいましたが、90年代に三洋信販が協賛してきた様々な協賛活動は決して忘れられることはないでしょう。

三洋信販の企業概要(平成11年6月末)

社名:三洋信販株式会社
本社:福岡本社/福岡市博多区上呉服町1−8 東京本社/東京都中央区銀座5−9−1
創業:昭和34年10月
事業内容:消費者金融業
代表者:代表取締役会長 椎木 正和 代表取締役社長 椎木 昭夫
資本金:156億7,300万円
貸付金残高:2,252億円
店舗数:149店舗、九州・東海・近畿・中国地域
従業員数:1,115名
関連会社:三洋信販債権回収株式会社、三洋センタープライズ株式会社

三洋信販店舗風景

様々な協賛活動を展開していた三洋信販

ラグビー

日本最高峰のラグビーリーグ『トップリーグ』

現在はラグビーワールドカップでの活躍で一躍日本のラグビーの知名度が上がりましたが、今から15年前、三洋信販は日本最高峰のラグビーカップであるトップリーグの協賛活動をしていました。
無料クラシックコンサート

三洋信販トワイライトコンサート

福岡本社内で無料のクラシックコンサートは、実に170回もの継続されることになりました。まさに継続は力なり、本業の消費者金融はプロミスに吸収されてしまいましたが、これだけ長期に渡って開催されてきたクラシックコンサートは誰にも真似ができないでしょう。
福岡ドンタクズ

プロ野球OBによるマスターズリーグ

93年に開催されていたプロ野球選手OBによるマスターズリーグの「福岡ドンタクズ」に三洋信販はチームスポンサーとして参加していました。ウインドブレーカーの胸に大きなポケットバンクのシールが貼られていました。
三洋信販陸上部

三洋信販陸上部

80年代にトラック・フィールド競技を中心とした陸上部が創設され、約15年にわたって陸上部を育ててきました。所属選手たちは、連日、業務をこなしながら、技術・精神の両面からトレーニングを重ね、各種大会での優勝など数々の記録を残していました。
ヨコハマスーパー陸上

スーパー陸上2003ヨコハマ

世界のトップ選手を正体して行われたスーパー陸上に三洋信販は協賛をしていました。協賛業者は「セイコー(株)」「三洋信販」「ミズノ(株)」「ユナイテッド航空」「ニシ・スポーツ」「大塚ベバレジ」の順でクレジットされていました。三洋信販から、豊嶋茂樹選手(走高跳び)が出場。
別府アルゲリッチ音楽祭

別府アルゲリッチ音楽祭東京特別公演

世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチが総監督を務める、「別府アルゲリッチ音楽祭」に三洋信販は毎回協賛支援をしていた他に、ボランティアの派遣まで行っていました。
三洋信販カップ

三洋信販カップ西日本少年サッカー大会

「三洋信販カップ西日本少年サッカー大会」は15回の開催実績を誇り、冠スポンサーとしての協賛支援と、大会運営においても開会式や閉会式等へのボランティア派遣を行っていました。
椎野講堂

九州大学椎野講堂

九州大学の椎野講堂は、同校創立百周年を記念して三洋信販創業者の椎野正和氏によって寄贈されました。直径100メートルの円形ホールは最大で3,000人を収容可能で、入学式や各種学会、大規模イベントなどに利用されています。

アビスパ福岡へのスポンサー契約

福岡市をホームタウンとするJリーグ加盟チーム「アビスパ福岡」へ、三洋信販は1995年から2007年の長期にわたってスポンサー契約をしていました。1995年〜1998年の期間はユニフォームの袖部分のステーカーロゴ、1999年〜2007年までの期間はユニフォームの背中上部に三洋信販のロゴマークが貼られています。

アビスパ福岡

三洋信販がプロミスに吸収されるまでの沿革

  • 昭和44年10月0小倉市において椎野正和氏によって三洋商事が創業。
  • 昭和46年03月0福岡市博多区に本社を移転
  • 昭和51年04月0大学生の新卒者を定期採用することを決定。
  • 昭和51年07月0いち早くコンピュータシステムを導入、全店システム化に着手
  • 昭和54年11月0東京支社を開設、関東進出に着手。
  • 昭和55年05月0消費者金融業界初の転換社債を発行
  • 昭和56年11月0消費者金融業界初の第三者割当増資を実施
  • 昭和58年08月0ATM機の導入を開始、第一号機を小倉店に設置
  • 昭和56年11月0貸金業改正に伴い、貸金業登録を実施
  • 昭和62年11月0スイスフラン建通社債発行
  • 昭和63年01月0第三次オンライン化が稼働
  • 昭和63年03月0貸出金利を29.0%に引き下げ
  • 昭和63年07月0新株引受権付社債(ワラント社債)を発行
  • 平成 1年04月0本社内で第一回クラシックコンサートが開催
  • 平成 1年06月0本社ビル落成に伴い本社機能を移転
  • 平成 2年07月0自動応答システムによる時間外サービスの開始
  • 平成 3年07月0糟屋郡新宮町に研修センターを開設
  • 平成 4年04月0三洋信販陸上部を設立
  • 平成 5年09月0株式を店頭公開
  • 平成 6年11月0福岡銀行とATM契約を締結
  • 平成 6年12月0東証、大証共に二部上場を達成、福岡証券取引所にも上場
  • 平成 7年06月0無人契約機「ポケットバンク<」の導入を開始
  • 平成 7年06月0アメリカ格付け大手ムーディーズより格付けを獲得
  • 平成 8年09月0東証・大証共に一部銘柄へ指定変更
  • 平成 9年03月0ATM提携台数が7,000台を達成
  • 平成10年12月0社債発行枠により55億円の普通社債発行
  • 平成11年03月0三洋信販債権回収(株)をオープン
  • 平成11年03月0第一回個人向け国内普通債100億円の発行
  • 平成11年03月0(株)クレオパーソナルファイナンスを買収
  • 平成11年09月0(株)岩田屋の子会社エージーカードを買収く
  • 平成11年10月0銀行提携ATMが15,000台に拡大
  • 平成11年10月0中国で開催された弟19回北京国際マラソンに協賛
  • 平成12年01月0仙台銀行と提携しATM機の利用が可能になる
  • 平成12年09月0山口銀行と提携しATM機の利用が可能になる
  • 平成12年09月0大東銀行・福岡信用金庫と提携しATM機の利用が可能になる
  • 平成12年09月0スルガ銀行・大分銀行と提携しATM機の利用が可能になる
  • 平成13年01月0本社機能を東京へ移転
  • 平成13年04月0マイカルカードを買収
  • 平成13年07月0弟9回の開催となる世界水泳大会へ協賛
  • 平成14年01月0不動産担保ローンの販売開始
  • 平成14年08月0弟9回パンパシフィック水泳ヨコハマ大会に協賛参加
  • 平成14年09月0スーパー陸上2002横浜大会の冠スポンサーとなる
  • 平成14年10月0住友商事の共同で住商ポケットファイナンスを設立
  • 平成15年05月0ポケットカードと伊藤忠商事グループとの資本・業務提携が完了
  • 平成16年02月0ポケットカード(株)とファミマクレジット(株)との資本・業務提携が完了
  • 平成16年03月0大阪証券取引所の上場廃止
  • 平成17年09月01単元の株式数を100株から10株に変更する
  • 平成18年12月0過払い金請求者からの取引履歴請求に対し、内容を改竄したとされ金融庁より貸金業違反で12日間の全店営業停止命令を受ける
  • 平成19年02月0福岡市内にカスタマーセンターを開設
  • 平成19年02月0目的ローンと事業者ローンの取り扱いを開始
  • 平成19年07月0プロミスと経営統合に合意する
  • 平成19年02月0東京証券取引所と福岡証券取引所の上場廃止
  • 平成19年12月0プロミスの完全子会社となり三洋信販は消滅

2006年度、米誌フォーブスによる日本の富豪トップ40

かつて日本には、1,000万円以上の所得税を納めた人は高額納税者として税務署が発表し、マスコミがトップランキング表にして公にしていましたが、2005年以降、個人情報の保護の観点から廃止になって久しいです。

以下は米誌フォーブスによる日本国内の富豪トップ40として発表した2006年度版の資料です。驚くことに、消費者金融とパチンコ業者が大企業で名の知れた人たちと一緒にランクインしています。

   氏 名  会 社 名  資 産  業 種
1位  孫 正義  ソフトバンク  8,050億円  
2位  武井 保雄  武富士 6,210億円  消費者金融
3位  毒島 邦雄  SANKYO  6,210億円  パチンコ
4位  佐治 信忠  サントリー  5,750億円  
5位  森 章  森トラスト  5,635億円  
6位  三木谷 浩史  楽天  5,175億円  
7位  柳井 正  ファーストリテイリング  5,060億円  
8位  糸山 英太郎  新日本観光  4,945億円  
9位  木下 恭輔  アコム  4,025億円  消費者金融
 10  伊藤 雅俊  イトーヨーカードー  3,795億円  
 11  滝崎 武光  キーエンス  3,450億円  
 12  福田吉孝  アイフル  3,320億円  消費者金融
 13  岩崎 福三  岩崎産業  2,760億円  
 14  山内 博  任天堂  2,530億円  
 15  重田 康光  光通信  2,185億円  
 16  船井 哲良  船井電機  2,127億円  
 17  神内 良一  プロミス  2,012億円  消費者金融
 18  永守 重信  日本電産  1,955億円  
 19  岡田 和生  アルゼ  1,782億円  パチンコ
 20  大塚 実  大塚商会  1,725億円  
 21  大島 健伸  SFCG  1,610億円  商工ローン
 22  盛田 英夫  SONY  1,552億円  
 23  吉田 忠裕  YKK  1,495億円  
 24  福武 總一郎  ベネッセ  1,472億円  
 25  小林 礼次郎  コーセー  1,437億円  
 26  堤 義明  コクド  1,380億円  
 27  里見 治  セガサミー  1,345億円  パチンコ
 28  韓 昌祐  マルハン  1,322億円  パチンコ
 29  竹中 統一  竹中工務店  1,150億円  
 30  椎木 正和  三洋信販  1,127億円  消費者金融
 31  國分 勘兵衛  国分  1,115億円  
 32  島村 恒俊  シマムラ  1,063億円  
 33  稲盛 和夫  京セラ  1,006億円  
 34  服部 禮次郎  セイコー  977億円  
 35  豊田 章一郎  トヨタ  839億円  
 36  上原 昭二  大正製薬  816億円  
 37  佐藤 洋治  ダイナム  810億円  パチンコ
 38  福島 康博  エニックス  805億円  
 39  中島 健吉  平和  793億円  パチンコ
 40  増田 宗昭  TSUTAYA  782億円  

テレビCM

サラリーマン金融の時代、広告手段は街中の看板や交通機関の広告、新聞広告などが中心でしたが、テレビCMが放映されて以降爆発的に利用者が増加しました。それほどテレビCMは効果的な広告手段なのです。大手消費者金融は有名どころの俳優や歌手などをCMに起用しましたが、その中でも武富士のCMは独創的て他の業者とは一味違った雰囲気のものが多かったように思います。

2004年当時に放映されていたCM

当時、ポケットカードを主力商品とする企業方針により、イメージキャラクターに起用されていた女優の安めぐみによるCMシリーズが続きました。複数のバージョンがありますが、どれも同じようなものなので全部アップする必要もないと思います。

2001年度消費者金融貸付残高ランキング

消費者金融の規模をはかる上で一番参考になるのが、融資残高による比較です。業者の側もそれを理解してしていることから、ライバル業者より上になるように営業戦略をかけていました。テレビCMを流し、街でポケットテッシュを配布し、雑誌や街中の看板などによって顧客獲得に励んでいました。

   名 称  本社所在地  融資残高  
1位  武富士  東京 1兆3,412億円   
2位  アコム  東京 1兆2,064億円   
3位  プロミス  東京 9,766億円   
4位  アイフル  京都 8,379億円   
5位  レイク  大阪 5,392億円   
6位  アイク  東京 4,188億円   
7位  三洋信販  福岡 2,252億円   
8位  ディックファイナンス  大阪 2,084億円   
9位  ユニマットライフ  東京 1,659億円   
10位  日立信販  東京 1,601億円