マルフク

田舎の看板で有名な電話担保キャッシングのマルフク

マルフクといえば、田舎の古い民家に側壁にかけられている看板を連想する方も多いと思います。実際、マルフク看板マニアの方も多いので、看板画像を探すのはいたって簡単に収取することが出来ます。

日本が高度成長期に突入する時代、マルフクは電話を担保にした金貸しを開始しました。当時の電話加入権は高価であったことから、結構まとまったお金を借りることが出来たといいます。また、担保融資なので審査は普通の金貸しよりはいたって甘く、たとえ支払いが不能になっても電話加入権を差し押さえれば済みました。

残念ながら電話加入権そのものが消滅してしまったことから、マルフクはその使命を終えてしまったわけですが、まだ日本が元気な昭和の時代、電話担保融資やレンタル電話といった独創的な商品を提供してきたマルフクは、いつまでも多くの人の脳裏から消えることはないでしょう。

マルフクの看板

マルフクの企業概要(平成9年3月末)

社名:株式会社マルフク
本店:大阪府岸和田市荒木町2丁目18番15号
大阪本社:大阪府堺市市之町西3丁1番43号
東京本社:東京都中央区日本橋久松町13番6号
創業:昭和33年4月
資本金:9,178万円
事業内容:消費者金融業
代表者:代表取締役社長 新屋 正明 代表取締役 副社長 白井 一成
店舗数:174店舗、大阪・東京・博多・岡山・名古屋・高円寺・大宮
取引銀行:富士銀行・東海銀行・三井住友銀行・泉州銀行・紀陽銀行・中央三井信託銀行・泉州信用金庫・信金中央金庫・他
グループ会社:マルフク事業協同組合、マルフク信用保証株式会社、株式会社善光、八十嶋殖産株式会社、株式会社シー・シー・エー
 関連会社  事業内容
 マルフク事業協同組合  協同組合業務の統括、研修及び宿泊施設の管理等
 マルフク信用保証株式会社  信用保証業務、債権回収の事務手続代行、その他
 株式会社善光  グループ会社の経営計画の立案及び統括管理
 株式会社ジャック  商業広告宣伝の実施とその効果の測定、新店舗開発に伴う各種広告宣伝方法の検討と実施、総合広告宣伝会社として、広告物作成を含む営業、企画、意匠デザイン等を担当
 八十嶋殖産株式会社  不動産の売買、賃貸管理及び仲介、グループ会社の不動産管理、損害保険代理業務理、

マルフクが事業撤退するまでの沿革

  • 昭和33年04月0大阪府布施市において白井辰巳氏によって丸福電話店を創業。
  • 昭和43年04月0株式会社丸福を岸和田市に設立。
  • 昭和50年08月0堺市において新たに株式会社丸福を設立。
  • 昭和52年04月0株式会社丸福(岸和田)の電話金融部門を堺店舗へ営業譲渡し、株式会社丸福(岸和田)の本店所在地を岸和田へ移転。
  • 昭和52年05月0株式会社丸福(堺)は、株式会社ヤシマへ商号変更。
  • 昭和52年09月0神奈川県川崎市に支店設立、関東地区へ進出。
  • 昭和53年08月0マルフク事業協同組合を設立。
  • 昭和54年05月0(株)ジャックを設立(堺市)、宣伝広告を担当。
  • 昭和54年06月0愛知県豊橋市に支店を設立、東海地区へ進出。
  • 昭和58年02月0岡山県岡山市に支店を設立、中国地区へ進出。
  • 昭和58年05月0福岡県福岡市に支店を設立、九州地区へ進出。
  • 昭和59年08月0東京都中央区日本橋久松町に東京本社ビルを竣工。
  • 昭和60年02月0西日本地区4社(岡山・博多・十三・岸和田)を統合、商号を(株)マルフク(大阪)とする。
  • 昭和60年02月0東日本地区4社(八王子・船橋・川口・川崎)を統合、商号を(株)マルフク(東京)に変更。
  • 昭和61年04月0株式会社善光を設立(グループ会社の経営計画の立案及び統括管理)。
  • 昭和61年09月0大阪府堺市に本社ビル落成。
  • 昭和61年10月0大阪府堺市に大阪本社機能を移転
  • 昭和63年04月0愛媛県松山市に営業所を設立、四国地区へ進出。
  • 昭和63年04月0福島県郡山市に営業所を開設、東北地区へ進出。
  • 昭和63年05月0福島県郡山市に営業所を開設、東北地区へ進出。
  • 昭和63年10月0九州地区の拠点となる九州支社ビルが竣工。
  • 平成 1年07月0神奈川県川崎市店に自社ビルが竣工。
  • 平成 2年03月0名古屋支社ビルが竣工。
  • 平成 2年10月0埼玉県大宮支社ビルが竣工。
  • 平成 4年02月0大阪府貝塚市に事務センターと情報センターを竣工。
  • 平成 5年04月0札幌市に支社を開設、北海道地区へ進出。
  • 平成 6年03月0(株)マルフク2社(東京・大阪)を合併、本店は岸和田へ、大阪本社は堺市、東京本社は東京都中央区へ設置。
  • 平成 7年06月0マルフク信用保証株式会社を設立。
  • 平成 9年10月0岡山県岡山市店ビルが竣工。
  • 平成11年12月0三洋電機クレジット株式会社と業務提携。
  • 平成12年04月0三洋電機クレジット(株)と共同出資で(株)シー・シー・エーを設立。
  • 平成13年05月0四国の中堅消費者金融ニッシンと業務提携。
  • 平成14年05月0ディックファイナンス(株)へ貸金業部門を譲渡、全国174の営業所は閉鎖。事業撤退を開始
  • 平成18年12月0新規融資を停止し事業撤退。

マルフクの店舗風景

テレビCM

サラリーマン金融の時代、広告手段は街中の看板や交通機関の広告、新聞広告などが中心でしたが、テレビCMが放映されて以降爆発的に利用者が増加しました。それほどテレビCMは効果的な広告手段なのです。大手消費者金融は有名どころの俳優や歌手などをCMに起用しましたが、その中でも武富士のCMは独創的て他の業者とは一味違った雰囲気のものが多かったように思います。

2000年当時に放映されていたCM

マルフクのテレビCMは、80年代から90年代にかけて全国で盛んに流れていました。様々な内容のCMがありましたが、大手消費者金融が有名なタレントをイメージキャラクターとして起用していたのに対し、マルフクのCMはそういった有名人に頼ることなく、独自のCM路線を歩んでいたように思います。

2001年度消費者金融貸付残高ランキング

消費者金融の規模をはかる上で一番参考になるのが、融資残高による比較です。業者の側もそれを理解してしていることから、ライバル業者より上になるように営業戦略をかけていました。テレビCMを流し、街でポケットテッシュを配布し、雑誌や街中の看板などによって顧客獲得に励んでいました。

   名 称  本社所在地  融資残高  
1位  武富士  東京 1兆3,412億円   
2位  アコム  東京 1兆2,064億円   
3位  プロミス  東京 9,766億円   
4位  アイフル  京都 8,379億円   
5位  レイク  大阪 5,392億円   
6位  アイク  東京 4,188億円   
7位  三洋信販  福岡 2,252億円   
8位  ディックファイナンス  大阪 2,084億円   
9位  ユニマットライフ  東京 1,659億円   
10位  日立信販  東京 1,601億円   
15位  マルフク 大阪  803億円