金融

M&A市場

投資銀行の競争力に影響が大きいと考えられるもう一つのコーポレート・ファイナンスは、M&Aの市場です。

案件の数量の大きさ、株価・資本性政策を重視するアメリカ企業の性格を考えた場合、M&Aに関連した助言業務が法人顧客との関係強化という面で最重要領域となうことは、明白ともいえます。

しかし、歴史的には、1970年代半ばまでの大手投資銀行ではM&Aアドバイザリー業務を引受業務の付随サービスとして位置づける見方が強く、むしろ敵対的買収案件に携わることによる顧客からの反応などを考慮し、あまり積極的に取り組まなかったようです。

敵対的買収

この習慣が変わったのは、当時最も格式高い投資銀行とみなされていたモルガン・スタンレーが1974年にインターナショナル・ニッケル社のエレクトリック・ストレージ・バッテリー社に対する敵対的買収のアドバイザーとなったことであるといわれています。

これを機に、非友好的買収も、徐々に投資銀行や一流弁護士事務その業務として認知されることになりました。

また、市場価格に対してプレミアムをつけてオファーする公開買い付け(TOB)方式による買収に、投資家も積極的に応じるようにになり、いわゆる資本の論理が経営者・投資家双方に浸透していったことも背景の1つと考えられます。

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金利

金利とは、貨幣を賃借した場合の料金です。企業や消費者への貸付には、貸手の利益が手数料として含まれているため、実際には金利・手数料と呼称したり、単に手数料と呼ぶこともあります。

また、金利は信用供与された元本に対する金額という意味で利子率を指すことが多いようです。金利や利子率は、消費者金融やクレジットカード会社の重要な競争手段となっています。